溶連菌感染症が流行中

サプリメント管理士

2009年03月11日 15:02

溶連菌 とは「溶血性連鎖球菌」の略です。

溶血性連鎖球菌による感染が、溶連菌感染症 です。


子供に多くみられる 喉が痛くなる病気に、咽頭炎・扁桃炎があります。

原因の多くはウイルスによります。 細菌では溶連菌(A群β溶血性連鎖球菌)

肺炎球菌・インフルエンザ菌などによりますが

合併症の事を考えると溶連菌が もっとも 注意を必要とします。


溶連菌感染症を発症するのは、主に2~10歳程度の小児に多く、

(中でもピークは5~10歳頃)、成人には少ないといわれています。

しかし、もし 家族で一人でも はっきりと溶連菌感染があれば、

兄弟で50% 親で20%の人に伝染することがわかっています。

流行する時期は 毎年11月~3月が最も多く、潜伏期間は2~5日

感染しても 無症状発症者のケースもあるので注意が必要です。


症状としては 発熱・喉の痛み・嘔吐・下痢・筋肉痛、

舌が白いコケに覆われるようになると 溶連菌に感染している確率が非常に高くなります。

その後、3~4日すると舌は真っ赤になって、プツプツと荒れてきます。

これは いちご状舌と呼ばれ、溶連菌感染症に特徴的な症状です。


治療方法としては 抗生物質の服用が最も効果的で 約10日間ほど服用します。

抗生剤を飲むと2、3日で熱は下がるのですが 溶連菌自体は まだ喉に残っており

1週間ほどすると 再び熱が上がってしまいます。

リウマチ熱や急性腎炎、猩紅熱(しょうこうねつ)をおこすことがあるので

必ず 処方された抗生剤を飲みきることが大切です。

発症者が出た場合、「人にうつる病気である」ことを 認識し

こまめなうがい・マスクの着用・外出禁止を徹底して下さい。


また、溶連菌による「とびひ」(皮膚疹)は 皮膚接触により 感染

食品中にも 存在しますので 感染者の食べ残しは破棄して下さい。





ランキングへ参加しています。皆さんの応援が励みとなります










 

関連記事