溶連菌感染症が流行中
溶連菌 とは「溶血性連鎖球菌」の略です。
溶血性連鎖球菌による感染が、
溶連菌感染症 です。
子供に多くみられる 喉が痛くなる病気に、咽頭炎・扁桃炎があります。
原因の多くはウイルスによります。 細菌では溶連菌(A群β溶血性連鎖球菌)
肺炎球菌・インフルエンザ菌などによりますが
合併症の事を考えると
溶連菌が もっとも 注意を必要とします。
溶連菌感染症を発症するのは、主に2~10歳程度の小児に多く、
(中でもピークは5~10歳頃)、成人には少ないといわれています。
しかし、もし 家族で一人でも はっきりと溶連菌感染があれば、
兄弟で50% 親で20%の人に伝染することがわかっています。
流行する時期は 毎年11月~3月が最も多く、潜伏期間は2~5日
感染しても 無症状発症者のケースもあるので注意が必要です。
症状としては 発熱・喉の痛み・嘔吐・下痢・筋肉痛、
舌が白いコケに覆われるようになると 溶連菌に感染している
確率が非常に高くなります。
その後、3~4日すると舌は真っ赤になって、プツプツと荒れてきます。
これは
いちご状舌と呼ばれ、溶連菌感染症に特徴的な症状です。
治療方法としては 抗生物質の服用が最も効果的で 約10日間ほど服用します。
抗生剤を飲むと2、3日で熱は下がるのですが 溶連菌自体は まだ喉に残っており
1週間ほどすると 再び熱が上がってしまいます。
リウマチ熱や急性腎炎、猩紅熱(しょうこうねつ)をおこすことがあるので
必ず 処方された抗生剤を飲みきることが大切です。
発症者が出た場合、
「人にうつる病気である」ことを 認識し
こまめなうがい・マスクの着用・外出禁止を徹底して下さい。
また、溶連菌による「とびひ」(皮膚疹)は
皮膚接触により 感染し
食品中にも 存在しますので
感染者の食べ残しは破棄して下さい。
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