暑くなると痛風が増える

サプリメント管理士

2009年06月10日 20:22



風が吹くだけでも痛いから 「痛風」 
痛風の病名の由来は ほとんどの方が 知っているのではないでしょうか。

痛風になる原因は 尿酸 という物質です。
尿酸は 人間の体の中に 一定量あって、血液などの体液に溶けて循環し
尿の中に濾し取られて排泄されます。 ところが、何らかの原因で 血液中の
尿酸濃度が上昇し 飽和濃度を越えると、体の中に蓄積してきます。
溶けなくなった尿酸はナトリウムと塩(えん)を作り、結晶になります。
この尿酸塩の結晶は、関節の内面に沈着していくのですが たまり過ぎると
剥がれ落ち、この時に白血球が防御作用をおこすため 激しい痛みが起こるのです。


尿酸とは 細胞の最終産物で プリン体の一種です。
プリン体を多く含む食品を たくさん摂取すれば 痛風になりやすく
また、プリン体を多く含む食品は 「美味しいもの」に多く含まれているため
昔から痛風は 食べ過ぎ病=贅沢病と呼ばれてきました。

では、なぜ 暑くなると 痛風が増えるのでしょうか?

リスク1) 夏といえば ビールが美味しい季節。
      ところが ビールは、お酒の中でも「プリン体」含有量が多く 
      摂取エネルギーとプリン体の 両方を高めることになります。

リスク2) 暑くなると汗をかくことにより 体内の水分が減少し 血液中の尿酸値が高くなる。

リスク3) 夏の暑さにより エネルギーの消耗が激しくなり 尿酸が増える。

リスク4) 春から夏にかけて 食卓に頻繁に登場するのが     
      カツオ・イカ・タコなどの魚類の刺身 そら豆・冷奴 ・枝豆 などの豆類
      これらはどれも、プリン体を多く含む食品です。

痛風の恐ろしいところは他の臓器にも 尿酸が溜まること。
なかでも腎臓には尿酸が溜まりやすく、痛風発作のある人は 腎機能に注意が必要です。
さらに、痛風の患者さんは心筋梗塞や 脳血管障害などの
命の危険を伴う 成人病を合併する割合も高くなることを 覚えていてくださいね。

以前、痛風の記事を書いたとき ≪ 「痛風」が増えている≫
「本当に 泣きたくなるほど 痛いんだよね・・・」と 教えてくれたのが
「その日暮しのそば屋」 のみっちゃさん。
みっちゃさんといえば 身長185センチだっけ? 兎に角 体が大きい事で 有名なんだけど(笑)
そのみっちゃさんが ある朝突然 掛けている布団を蹴飛ばすことが出来ないほどの
痛みに襲われて 草履を履くことも 自分で車を運転することもできなくなった。
体が大きいだけに 介護は困難を極める(笑) 
医療関係に勤務している みっちゃさん、知識と情報が たっぷりあり
それでも、痛風になったのだから 皆さんは もっと注意した方が良いということですよ






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