『仁義』
たった一度の人生を
世間の顔色うかがって
やりたいこともやらないで
死んでいく身の口惜しさ
どうせもらった命なら
ひと花咲かせて散っていく
桜の花のいさぎよさ
一度散っても翌年(よくとし)に
みごとに咲いて満開の
花の命の素晴らしさ
ひと花どころか百花も
咲いて咲いて 咲きまくる
上で見ている神様よ
私のみごとな生きざまを
すみからすみまでごらんあれ
作/斎藤 一人
(銀座まるかん 創業者)
斎藤一人さんが教えてくれる『仁義』とは
昔の旅人さんが、よく“仁義”というのをやっていますが、
あれは自分の生まれや所属している会を説明するもので、
今で言う履歴書です。
昔は字が書けない人が多かったので、
ああいう形で自分の履歴を言葉で説明したものです。
私たちがやっている“仁義”とは、昔から「医は仁術」と言われ
無償の愛で患者さんに接する姿が昔のお医者さんでした。
(今でも立派なお医者さんはたくさんいますよ。)
『仁』とは、今流で言うと“無償の愛”
『義』とは、まず“美しい”という字を思い出して下さい。
“美しい”という字は羊が大きいという意味です。
羊が大きいとなぜ“美しい”かと言うと、大きい羊は群れの長となり
トラや狼に襲われた時、自分の身をかえりみず、
一生懸命、戦って弱い羊を先に逃がします。
その姿が“美しい”という言葉の語源です。
『義』という字は「大きい羊のように、我も生きたい」という意味です。
『仁』と『義』2つ合わせると“無償の愛で我が行う”と言うことです。
「私なんか・・・。」と言わないで、あなたが行えば、
きっと後に続く人がいますよ。
あなたより弱い人のために一歩だけ足を出して下さい。
あなたの“仁義”が世の中を変えますよ!!
斎藤一人さんは「人は何度でも生まれ変わることができる」と言います。
「どうせ私なんか・・・」と、自分を低い位置に置かず、
自分を愛し、人を愛し、精一杯「きれいな花」を咲かせてみませんか?