2013年08月10日

熱中症対策 ありがちな勘違い 猛暑酷暑 熱中症予防

熱中症対策 ありがちな勘違い 猛暑酷暑 熱中症予防
今日はこの夏一番の暑さになる予報、関東から西ではすでに35度を超えているとか汗
お盆休みの間は厳しい暑さが続きますので、くれぐれも熱中症には気を付けたいですね。
さて、熱中症という言葉を誰もが知るようになり、
熱中症対策に関しても様々なことが分かってきました。
それにより「これが常識」とされてきたことが少しずつ変わってきているので
もう一度おさらいしてみましょう。
熱中症対策 ありがちな勘違い 猛暑酷暑 熱中症予防
熱中症という言葉が広く使われるようになったのは10年ほど前からだそうです。
それまでは、熱失神(日射病)や熱射病、熱けいれん、熱疲労と言われていました。
しかし、これらの定義はあいまいで診断の際に重症度が分からないということで、
熱中症を症状別に軽症から重症の3段階に分類したのが1999年のこと。
この時から熱中症という言葉が一般的になったそうです。
熱中症対策 ありがちな勘違い 猛暑酷暑 熱中症予防
ヤシの木熱中症の予防策ヤシの木
暑さ(直射日光)を避ける右一番ベーシックですが 一番効果があります。
体調を整える右寝不足や風邪気味だなと思ったら 日中の外出は避ける。
服装右通気性の良い服装 外出時には帽子や日傘を使う。
小まめな水分補給  日頃から暑さに慣れておく

さて、ここからが新たに追加された熱中症対策です注目
まる(赤)汗はこまめに拭かない
汗は体温調整の役割をしています。
こまめに拭きとってしまうと、結果、体温を下げることが出来なくなってしまいます。
まる(赤)水分補給する際は「一気のみ」をしない
こまめな水分補給が出来ないから、暑いからと、冷たい飲み物を一気に飲むと、
内臓だけが冷えて汗が出にくくなり、体表面の熱が残ってしまいます。
また、脳内に熱が残ると、熱暴走の心配となります。
まる(赤)スポーツドリンクに頼り過ぎない
汗によって失われたミネラルを補給するためスポーツドリンクを飲むことは大切ですが
飲み過ぎると糖分過多になり、ペットボトル症候群になることがあります。
お茶やミネラルウォーター、薄い食塩水などバラエティ豊かに飲むようにしましょう。
ペットボトル症候群ってなぁに?という方はこちら右
まる(赤)熱中症になった後は感染症などに注意
熱中症になり体温が高くなると、大腸菌でつくられた内毒素が血中に漏れ出て、
体の抵抗力が弱まります。また、体内酵素も減少してしまいます。
熱中症が回復したつもりでも、しばらくは体をいたわってあげましょう。
まる(赤)就寝中の熱中症に注意
「自宅の2階が寝室」という方が多いと思います。
屋根は一日中強い日差しを受け、また室内の温かい空気は上へ上へと登るため、
天井裏には熱気がこもっています。寝る前に寝室を充分冷やしておくと共に、
タイマー設定で、就寝数時間にもう一度クーラーがかかるようにしておくと
就寝時の熱中症を防ぐことができます。


一番大切なのは お互いに注意しあうこと
家族や友人、ご近所、同僚など、行動を共にしている同士、
相手の顔色・目の動き・問いかけへの反応・体表面の温度・
生あくびが出ていないか?などに気を配ってあげましょう。

熱中症の怖いところは、「何だか、頭がぼぉーっとしてきたな」と思ったら
あっという間に症状が進んでしまうことガーン
「おかしいぞ」と感じたら まずその場に座り 必ず周囲に助けを求めてください。
まだ動ける状態なら 日陰やクーラーの効いているところに避難すること。
わきの下・首・足の付け根など太い血管のある部分に
氷やアイスパックをあてて冷やし、足を高くする、
衣服を緩めるなどの処置をしてください。

さらに熱中症の怖い点は、一度熱中症を経験してしまうと、
2回目が簡単になりやすくなってしまうこと。

例えば、1回目が100というレベルで熱中症になったとすると、
体は「100まで待っていたら熱中症になっちゃうんだ。
じゃぁ今度は70のレベルで危険信号としよう!」と熱中症になるレベルを
下げるのです。また、2度目のほうが重篤化するので注意が必要です。
熱中症の初期症状は体に危険を知らせるサイン、
それに気が付かなかったり、自分は大丈夫と過信すると、
結果、重度の熱中症となり倒れてしまうのです。


以前、所ジョージさんが畑仕事中に熱中症となり、救急車で運ばれましたが、
実は所さんはあの後も、車の運転中に熱中症になり、
交番に助けを求めているそうです。
車の運転中に熱中症になるなんて、思いもよらないでしょ?
一度熱中症を経験した方は、さらに注意が必要なのです。

大切なことなので繰り返しお願いしますパー
行動を共にしている人同士で お互いに注意し合ってください。
会話が不自然ではないか? 目がうつろではないか?
生あくびが出ていないか? 体の動きがぎこちなくなっていないか?
熱中症は屋内でもおこりますので 油断は禁物です。
特に高齢者の独り暮らしや単独行動は危険ですから
家族やご近所同士で 目を行き渡らせるようにしたいですね。



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Posted by サプリメント管理士 at 12:41│Comments(5)健康健康について
この記事へのコメント
こんにちわ♪ 
熱中症のこと 
大切な注意点 分かりやすく教えていただいてありがとうございます
ほんとに注意しないと怖いことになるんですね・・
更に2回目にはもっとかかりやすくなるとのこと・・
加齢とともに私も暑さにも喉の渇きにもにぶくなってきていますから
なおのこと注意しなければと思いました
汗も 流れるままも大事なことなんですね(*^_^*)
Posted by れぃん at 2013年08月10日 15:22
熱中症、本当に意外な所でも起きますから
夏には怖い症状ですよね~^^;
&2度目以降がそんなにかかりやすくなるとは
正直知りませんでした。
夫は特に無理しがちなタイプなので、
時々声をかけなければ!と思いました。
Posted by 万里ママ at 2013年08月10日 16:59
目まい、吐き気、疲れ乃結果歩行困難な熱中症経験者としては就寝中とか家の中での熱中症には驚きます。特効薬でも有ればと思いますが、山登りでは沢の水で冷やす事に気を使っています。
Posted by ゴチ at 2013年08月10日 22:12
Hi~!
流石先生っすなぁ~

俺は水を飲むのを一氣飲みっぽいことが多いから
これからは…ちょっとだけよ~って
カトちゃんみ鯛に仕様~(ニコッ
39ね!
Posted by 仁 at 2013年08月11日 03:20
おっは~
夏風邪引いて鼻水ダラダラ
エアコン点けっぱなしで寝たせいね
( ̄・・ ̄)フガ…( ̄^^ ̄)ズルッ…( ̄ii ̄)ダラァー...
Posted by みゆきん at 2013年08月11日 08:46
 
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    コメント(5)