2014年01月07日

タミフル耐性インフルエンザウイルス 札幌市の6人から検出 インフル

タミフル耐性インフルエンザウイルス 札幌市の6人から検出 インフル
抗ウイルス薬のタミフルとラピアクタが効きにくいタイプの
インフルエンザウイルスに感染した人が、札幌市で相次いで見つかり、
国立感染症研究所は、リレンザなど別のタイプの薬を選択することも
検討する必要があると注意を呼びかけています。

国立感染症研究所では毎年、インフルエンザのウイルスを各地から集め、
詳しく分析しています。 その結果、新型インフルエンザとして流行した
H1N1型のウイルスにこの冬感染した札幌市の患者6人について、
いずれもタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのウイルスだったことが分かりました。
これらのウイルスでは、薬の効果を示す感受性が、
通常の500分の1ほどにまで下がっているということです。
一方、抗ウイルス薬のリレンザとイナビルはこれらのウイルスに対し
効くことが確認されています。
札幌市以外のウイルスの分析はこれからで、
国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの田代眞人センター長は、
「まず、全国的な状況を調べる必要がある。各地域で流行しているウイルスの
情報を確認したうえで、適切な抗ウイルス薬を選択する必要がある」と話しています。
NHK NEWS WEBより転載

「人類の歴史は細菌との戦いである」と言われています。
フレミングによるペニシリンの発見以降、様々な抗生物質の発見、開発により
人類の生活環境は大きく向上しました。
しかし、MASA、SARS、エイズと新たな病気の出現と世界的流行に見られるように
ウイルスや細菌の感染症は増すばかりです。
しかも新たな感染症には既存の抗生物質は治療効果が出ない。
ではなぜ、既存の抗生物質に耐性を獲得した(多剤)耐性菌が出現するのか?

ひとつにはウイルスや細菌の遺伝子伝達異常による突然変異
ウイルスによる病気が発症した場合、ウイルスを殺す効果のある抗生物質を使う、
しかし、たまたまその抗生物質に対して耐性を持った突然変異が起こると、
そのウイルスだけが生き残り、さらに分裂増殖をする。

また、畜産や養殖の現場での、家畜や魚などへの抗生物質の大量投与。
これが環境へ出て土中や海中で耐性菌が進化してしまう。

さらに、交通網の発達のより、耐性菌に汚染された食品が世界中を安易に流通し、
多種多様な耐性菌が容易に掛け合わされるようになったこと。

人は病気になった時、「免疫力」という武器で戦ってきました。
ところがある一定の生物にしか宿ることのできない筈のウイルスが
違う種に宿るという変異を遂げた場合、免疫力の獲得が間に合わず、
抗生物質に頼ることになる。(鳥インフルエンザの出現は記憶に新しい)
そしてそのウィルスは抗生物質に対する耐性を持って、さらに進化?する。
こうなると、人類とウイルスの戦いはエンドレスではないかと思えてきます。

以前は耐性菌が出現するまでに10年ほどかかったのが、
現在では2~3年のサイクルで新たな耐性菌が出現しています。
これを食い止めるためには、抗生物質を安易に多用しないこと、
生産効率を上げるためだけに抗生物質を乱用しないこと、
抗生物質の製造と使用に関して国際的な監視機関の設置が必要と言われています。

特に日本人は薬に頼り過ぎています。
寝て治せ・米と野菜を喰え・休むことを知れ 
人が耐性菌より優位になるためには、ここ大事です。



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Posted by サプリメント管理士 at 12:04│Comments(2)健康健康について
この記事へのコメント
正月は思いっきり太りましたΣ( ̄[] ̄;)!ホエー!!
Posted by みゆきん at 2014年01月07日 17:02
タミフル以外は効くんですね~
一応予防接種はしているけど
絶対罹らない訳じゃないですものね。

・・・私、薬に頼りすぎてます。はい(^^;
Posted by ROUGE at 2014年01月07日 17:18
 
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    コメント(2)