2017年01月08日

冬の食中毒 ノロウイルスに注意 感染性胃腸炎

冬の食中毒 ノロウイルスに注意 感染性胃腸炎
食中毒が多く発生する時期は?と問われたら
多くの方が気温の高い夏や梅雨時と答えるでしょう。
でも食中毒は冬にも多く発生しているのだそうです。
年間の食中毒患者数の約半分はノロウイルスによるものですが
うち約7割は11~2月に発生するものです。
ノロウイルスに感染した場合の症状は主に下痢、嘔吐、発熱で
発症時期も秋の終盤から冬場が多いため風邪と間違えることがありますが
下痢や吐き気などの症状がある場合はノロウイルスの感染を疑いましょう。

ノロウイルス感染予防は食中毒予防三原則
(つけない・増やさない・やっつける)
のうち、「つけない」「やっつける」が重要です。
ノロウイルスはウイルスのなかでもとりわけ小さく感染力が強いので
「つけない」ためには手洗いが特に重要です。
外から戻ってきた時、つり革やドアノブ、エスカレーターのベルト、
エレベーターのボタンなど不特定手数の人が触ったものに触れた時、
トイレの後、調理を始める前などには流水と石けん、
アルコールなどで丁寧に手を洗いましょう。
また食品は中までしっかり加熱することが大切。
特に二枚貝(牡蠣,アサリ、シジミなど)を生や不十分な加熱で食べると
感染のリスクが高まるので注意が必要です。


冬の食中毒 ノロウイルスに注意 感染性胃腸炎
それでも感染してしまった場合は、温かな部屋でゆっくりと休める環境にし、
水分補給を充分に行いましょう。
ノロウイルス食中毒は急な吐き気を催すことがあります。
そのためトイレに間に合わずに嘔吐してしまうことが少なくありません。
その際には嘔吐物の処理をスピーティーに、適切に行わなければなりません。
部屋を換気し、使い捨てのマスクや手袋を使用し、
ペーパータオルなどそのまま捨てれるもので拭き取ります。
(嘔吐物は半径2m程度の広い範囲に飛散します)
その後、次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)やアルコールで消毒しましょう。
ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、
口に入って感染することがあるので、
ふん便や吐物を乾燥させないうちに処理することが大切です。


ノロウイルスの治療薬や予防のワクチンはなく、
特に抵抗力の弱い子供やお年寄りは、吐いた物を喉に詰まらせたり、
肺に入って肺炎を起こし死亡する(誤嚥性肺炎)ケースもあるので
決して侮ってはいけません。
特に今期主流となっている新型ノロウイルスは、
過去に一度ノロウイルスに感染していても免疫がつかず、
何度でも感染する可能性があるそうですから怖いですよね。
また感染後快方に向かっていても、免疫力や体力が落ちていますから
他のウイルス(インフルエンザなど)の感染に注意しましょう。

楽しかった年末年始の休みが明け、体は思いのほか疲れています。
ノロウイルス、インフルエンザなどの感染症に注意し、
冬を楽しんで下さいね雪






Posted by サプリメント管理士 at 14:30│Comments(0)
 
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