2018年11月13日
インフルエンザに期待の新薬 ウイルスそのものの増殖を抑えるため早く効く
これまでインフルエンザの治療薬は、内服薬のタミフル、吸入薬のリレンザとイナビル、注射薬のペラミビルの四種類が使われてきましたが、今年三月に、ゾフルーザが新たに発売されました。
インフルエンザウイルスは、気道の細胞内に入り込んで増殖し、増えたウイルスが細胞から出ていくことで周囲に広がります。
タミフルなど従来の四種の薬は、細胞内で増えたウイルスが細胞から外に出るプロセスを阻むことで、感染が広がるのを防ぎます。
一方でゾフルーザはその前段階で、細胞内でのウイルス自体の増殖を抑えるため、他の薬よりも早く患者の体内からウイルスをなくすことができます。
一日二回、五日間の服用が必要なタミフルやリレンザに比べて、ゾフルーザは体内での効果の持続時間も数十倍長いため、錠剤を一回飲むだけで済みます。
ゾフルーザが本格的に使用されるのはこの冬からのため、まだまだ臨床データは限られますが、今のところ、タミフルと同等の効果が得られることが確認されています。
「現時点での大きな有害事項の報告はなく、服用に伴うリスクは限りなく低いと思われます」(シオノギ製薬広報部)
ゾフルーザは体重が10㌔以上であれば子供も使用でき、季節性インフルエンザA型とB型の両方で使えます。
一方、妊婦と授乳婦に関してはゾフルーザはまだ安全性が確立されていないため、避けた方がいいとされています。
2018年11月13日 中日新聞 朝刊より転載
※ ゾフルーザの服用によって、ゾフルーザに耐性を持ったインフルエンザウイルスが発現する可能性があるということで今後注意深く経過を見ていく必要があるとのことです。
この記事へのコメント
Σ(T▽T;) ぐわわぁぁ~ん!
そうだったぁ~。
もう痛いインフルエンザの予防注射しなくっても
いいの~?って喜んでいたんだっけ。。。
すでにインフルエンザの予防注射
娘にさせちゃったぁ~。
悪かったかなぁ~?
そうだったぁ~。
もう痛いインフルエンザの予防注射しなくっても
いいの~?って喜んでいたんだっけ。。。
すでにインフルエンザの予防注射
娘にさせちゃったぁ~。
悪かったかなぁ~?
Posted by 根岸農園 at 2018年11月13日 23:13