2008年11月30日

インフルエンザの知識

冬が近づくと 風邪やインフルエンザの流行が 気になります。

のどの痛みや咳・鼻水が出ると 「風邪かな?インフルエンザかな?」と

不安になったりしますね。



風邪とインフルエンザの 大きな違いは インフルエンザは 急な発熱と

関節や筋肉の痛みなどの強い症状がみられ、感染力も強いこと。

インフルエンザの潜伏期間は 1~2日で、症状が出てから 3~7日は

ウイルスを排出するので 周囲の人への 配慮が必要です。

学校保健法では、解熱後 2日経つまでを 出席停止期間としています。


≪ワクチンの予防接種が有効≫

インフルエンザの予防には ワクチンの接種が有効です。

インフルエンザには いくつかの型があるため 予防接種と違うタイプが流行した場合、

「ワクチンを打ったのに かかった!」ということも 起こりえます。

(予防ワクチンの製造は 接種時期の約6ヶ月前に

どの型が流行するかを判断して作られるのです)

ただ、その場合 未接種よりは 症状が軽くすむ 効果が期待できます。

乳幼児の場合 心配されるのが インフルエンザにかかった乳幼児が

急性の意識障害をおこす 「インフルエンザ脳炎」

41℃以上の高熱と下痢の症状がみられた場合、脳症の疑いがあります。

免疫が 未発達な乳幼児では 「発症を予防できる程度の 免疫を獲得できるか?」

という問題と、接種にかかる費用や 数百万接種に1回程度は

重篤な 後遺症を残す場合があるため ワクチンを積極的に勧めていないようです。

乳幼児の予防のためには、本人がワクチンの接種を受けるよりも

家族が まず接種を受け、家族内でうつさない 流行させない体制を作る事が大事ですね。


*** アレルギーの注意***

インフルエンザワクチンは その製造過程において 鶏卵 を使用します。

卵アレルギーのある方は 充分に注意(医師に相談)が必要です。




≪まず、予防≫

体力を落とさないよう 十分な睡眠と 栄養をとること。

マスクは大変有効な手段です。

うがい・手洗いは、帰宅後 すぐに 行うこと。

部屋の湿度を 50%ほどに保つこと。




≪それでも、かかってしまったら≫

温かい部屋で 静かに休みましょう。

ウイルスは咳・くしゃみなどによる 飛沫感染が主となるため

家族との接触も 出来る限り控えて下さい。

空気を 乾燥させないこと。 特に、喉の乾燥に注意。

インフルエンザウイルスは 熱に弱いので、微熱はあえて とる必要がありません。



人間の体は、ウイルスに感染したのち 治癒すると そのウイルスに対する抗体ができ、

二度と そのウイルスに感染しないのが一般的なのですが

インフルエンザウイルスの場合、自分自身で遺伝子の配列を少しづつ 変えるため

人間の免疫機能を かいくぐってくるのです。

一度かかったからと 油断していると

ひと冬を 台無しにしてしまいますから 注意してくださいね
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Posted by サプリメント管理士 at 09:02│Comments(0)健康について
 
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