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若さと健康を保つために欠かせないのは ホルモンの働きです。
ホルモンとはもともと、ギリシャ語で｢呼び覚ますもの」｢興奮させるもの」
という意味です。 体の中で作られる化学的な物質で
ある器官になにをすべきかを伝えるメッセンジャーの役割をしています。
体の中で多種多様なホルモンが分泌され、相互に働き合うことで
体や自律神経のバランス、若さをたもっているのです。
一般にホルモンの分泌は10代から20代でピークを迎え、
30歳を過ぎたあたりから低下し始めます。
その中でも成長ホルモンは、細胞分裂やタンパク質の合成にかかわっており、
傷の修復や新陳代謝のスピードにも関係する、
｢若返りのホルモン」と呼ばれています。
成長ホルモンは成長期に骨や筋肉を作り、その名の通り 成長を促す事を
大きな役割としています。かつては、成長期以降は分泌されないと考えられていましたが
現在は成長後も分泌され、様々な代謝を調整しながら、
体のバランスを保っていることが分かっています。
ハリのある皮膚を作り、骨を丈夫にし、エネルギーを高め、免疫システムを強化し
記憶力を維持するなど、その働きは多岐にわたります。

年齢とともに減少してしまう成長ホルモンを増加させるには
睡眠・食事・運動といった日常生活での習慣に気を配ることが大切です。

～睡眠のポイント～
6～8時間寝る
なるべく早寝早起き
仕事などで遅い人は、遅い就寝なりに規則正しい生活を　
質の良い眠りをもたらす｢メラトニン｣の分泌を促すため寝室は真っ暗にして眠る　
ストレスをなるべく溜めない

～食事のポイント～
胃をからっぽにしてから食べる 脳が空腹を感じることが大切
良質のタンパク質を摂る
炭水化物、糖分の摂りすぎに注意

～運動のポイント～
一番良いのは｢ハードと感じるほどの運動」だが
　 短い時間の運動ならば筋肉トレーニングが適している。
体の中で最も大きな筋肉である腿とお尻を鍛えるスクワットがおススメ
同じ分量の運動なら朝晩2回に分ける
　 一日に1度のトレーニングなら午前中の方がよい

成長ホルモンは脂肪を分解する力が大きいため、ダイエットに役立ちます。
また、運動により分泌されるアドレナリンやノルアドレナリンといった
ホルモンは体脂肪の分解を促進する働きを持っています。
ホルモンの分泌を促し、若々しくスリムな体を手に入れましょうね。
参考資料：女性ホルモンをUPする「カラダ美人」新・読本